英会話を習得すると仕事や海外でのコミュニケーションの幅が広がるため、英会話のスキルを身につけたいと考えている人は少なくありません。しかし、いざ勉強を始めようとしても、勉強方法が分からず、独学では習得できるか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は英会話を独学で身につける勉強方法やコツ、独学で学習する際のメリット・デメリットも紹介します。独学で英会話を習得したいと考えている人はぜひ参考にしてください。

独学で英語を話せるようになることは不可能ではありません。ただし、英会話を習得するためには、毎日の学習を長期的に続けることが重要です。そのため、社会人が独学で英会話を学ぶ場合、学生の頃よりも「学習時間の確保」が難しく、途中で挫折してしまう人もいます。

ここでは、独学で英語を習得することには、どのようなメリットやデメリットがあるのかを紹介します。

独学で英会話を習得するメリットは次の2つです。

・費用を抑えられる

独学で英会話を習得すると、費用を最小限に抑えられるというメリットがあります。英会話教室に通うと、入会費や授業料、教材費などの費用がかかります。

独学で勉強する場合は、テキストや学習用アプリなど自分の予算に合ったものを選択できるため、出費を必要最低限に抑えたい方にはおすすめです。

・自分のペースで勉強できる

英会話教室は、学ぶ内容やカリキュラムが事前に決まっているところが多くあります。英会話の勉強を独学ですると、自分の興味のある分野から学習できるため、モチベーションを維持しやすくなります。

さらに、通勤中やお風呂の時間などの「スキマ時間」を活用できることもポイントです。まとまった学習時間を確保するのが難しい社会人でも、英語アプリなどを使用して短時間で効率よく学習を進めることができます。

独学のデメリットは次の2つです。

・ネイティブスピーカーと話す機会がない

独学で学習を進めると、ネイティブスピーカーなど英語が堪能な人と話す機会がなく、自分の発音の間違いやクセに気付かない可能性があります。また、発音の練習はできても会話をする練習は一人ではできないため、「相手に伝える」スキルが不足しがちです。正しい発音の確認や、会話力の向上のために、積極的にネイティブスピーカーと会話する機会を取り入れるようにしましょう。

・モチベーションの維持が難しい

独学の英語学習では孤独を感じ、モチベーションが下がりやすくなります。相談相手もおらず、学習に行き詰まると挫折する恐れがあります。

モチベーションの維持におすすめなのは、同じ目標を持つ仲間を探すことです。仲間ができると、お互いに刺激し合えるので、学習意欲の向上につながります。

独学で英語を習得する場合、まずは明確な目標を立てることが重要です。「ビジネスに生かしたい」や「海外旅行で困らない程度に英会話を習得したい」など具体的に学習のゴールを定めると、学習を継続しやすくなります。

ここでは、英会話を独学で習得する方法をSTEP別に紹介します。

まずは中学校レベルの文法と単語を復習し、英会話の基礎力をつけましょう。日常英会話で使われる英語の中に、難しい英単語や文法はほぼありません。中学校レベルの英語を学ぶと、英語の基本を学び直せるだけでなく、学生時代には分からなかったところが理解できるなど、大人になったからこそ得られるものも多くあります。

中学校レベルの英語を学ぶ際は、受験勉強のようにすべて詰め込む必要はありません。自分が言いたいことを表現するための「辞書」として、参考書を1冊準備し学び直すとよいでしょう。

英会話を学習する中で、リスニング（聞く）・スピーキング（話す）・リーディング（読む）・ライティング（書く）の4つの技能を学ぶ必要があります。この中で、英会話の上達に必要となる最大の要素は、スピーキングです。手で書いて頭で覚えるだけではなく、目や耳からインプットをして、口でアウトプットをするというように五感を使って学習を進めましょう。

また、発音すると単語や文法を覚えやすくなると言われており、効率よく英会話の学習を進めることができます。

スピーキング中心の学習を進めつつ、英語で日記を書いたり、英語のニュースを見たりと、英語に触れる機会を積極的に作るようにしましょう。シャドーイングやディクテーションという勉強法もおすすめです。

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら同時に同じように発音をする練習方法です。また、ディクテーションは、英語の音声を聞き、そのままの英文を書き起こす練習です。どちらもインプットとアウトプットを同時に行うため、英会話の上達に適した練習方法と言えるでしょう。

英語に触れる機会を増やすと、英語への抵抗感がなくなり、実践力も身につくようになります。短時間だけでも、毎日英語に触れる時間を意識して作るのをおすすめします。

社会人で英語をやり直したい！効率的に勉強できる学習法とは？

独学で英会話を習得するには、膨大な時間がかかるため、効率よく学習を進める必要があります。また、自身で勉強法を選択し実施するため、間違った方法だと気付かず勉強を進めてしまう恐れがあります。事前に効率の良い学習方法や正しい学習方法について調べておきましょう。

ここからは、効率よく独学で英会話を習得するコツをいくつか紹介します。

まずは避けるべき勉強法を3つ紹介します。

英語脳を作るトレーニング8選！英語脳になる効果的な方法とは

毎日の英語学習をルーティン化すると、モチベーションに左右されずに英語学習を継続しやすくなります。また、学習内容を考える負担を減らすため、毎日の学習内容をルーティン化するのも重要なポイントです。

英語学習をルーティン化させるには、「周りの人を巻き込む」「お金を払う」などの方法があります。英会話を学習する仲間を作り、毎日の学習報告をし合ったり、オンライン英会話に入会し、英語学習にある程度のお金をかけたりするのもおすすめです。

英語日記の書き方と成功ポイント！英語力が上がる日記の付け方とは

洋楽で英語を勉強する方法！洋楽による英語学習の効果・メリットとは

独学で英会話の習得に取り組んでみたものの、限界を感じて断念してしまう人は珍しくありません。また、会話は「相手」がいて初めて成り立つため、会話相手がいなければ英語のスキルが高まっても、英会話の習得度合い判断ができません。

確実に英会話を習得したい場合は、生きた英語に触れる機会を作ることが効果的です。生きた英語に触れるには、英会話教室を利用することをおすすめします。「ECC外語学院」では、アウトプットを中心としたレッスンを受けられるので、英語でコミュニケーションスキルを高める場としておすすめです。

英会話の習得は独学でも可能です。しかし、独学で身につけるには、多くの時間がかかるため、自分に合った効率のよい勉強方法を見つける必要があります。また、インプット中心の学習法にならないように注意し、生きた英語に触れる機会を設けながらアウトプットを積極的に行うことも大切です。

ECC外語学院では、アウトプットを中心とした実践型レッスンを実施しております。また、初級者向けの日常英会話コースだけでなく、中上級者向けコースもあり、一人ひとりのレベルに合ったレッスンの受講も可能です。独学に自信がない方や、身につけた英語力に磨きをかけたいという方はぜひご相談ください。

社会人で英語をやり直したい！効率的に勉強できる学習法とは？

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