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今、きづける未来がある。今、きずける未来がある。気付きは、子どもの築きになる。今、子どもの未来を考える。

これからの未来を見据え、
子供の「真の英語力」を
伸ばすために
親ができることは?

学習指導要領の改訂をはじめ、大学入試における英語外部試験利用校の増加や、センター試験に代わる新試験の導入予定など、高校生を取り巻く英語学習の環境が大きく変わりはじめています。急速に進展するグローバル化社会の中、今後求められる英語力とは何か、子どもの可能性を広げる英語学習とはどのようなものか――。
“生涯使える英語コミュニケーション能力“をテーマにしたECCの「高校生アカデミックコース」を生み出した総合教育研究所チーフの松本康男さんと西原径子さんにお話を伺い、これからを生きる高校生に必要な英語力をひも解いていきます。

総合教育研究所チーフを務める松本康男さん、同じく総合教育研究所で教材開発に携わる西原径子さん

総合教育研究所チーフを務める松本康男さん、
同じく総合教育研究所で教材開発に携わる西原径子さん

「学校で習う英語は役に立たない」というのは本当?

松本これまで日本の英語教育は役に立たないという意見を耳にすることがあります。しかし、そんなことはないんです。実際に英語を使う機会が少なすぎるため、いざというときに学校で習った知識をうまく引き出せず、役に立たないと感じるだけだと思います。

西原学校では、単語や文法を覚えることに重点が置かれていますが、これらは英語力の土台として必要不可欠です。単語や文法がわからなければ、自分の意見も伝えられませんから。ただ、それだけではやはり英語を習得できたとは言えません。覚えた単語や文法を実際に使う練習をすることで、英語が必要な場面で役立つようになるのだと思います。そのため、現状の学校教育では、スピーキングとライティングの授業が不足している印象は受けますね。

総合教育研究所で教材開発に携わる西原径子さん

松本ただ、2021年からセンター試験が大学入学共通テストに変わり、受験で求められる“英語”が変わります。以前は単語と文法を覚えて日本語に訳すことができれば、それなりに点数を取れたのですが、今後はそれだけで受験を突破するのは難しいです。「読む・聞く」だけでなく、「書く・話す」も加わった4技能を備えているかどうかが重要視されます。それによって、それぞれの技能をバランスよく習得できる英語教育にシフトしてきていますね。

西原指導要領も改訂されるので、高校の授業もこれから変わっていきます。教職員が研修やセミナーに参加したり、当社のような民間の教育企業と連携したりするなど、対策をとっている学校もありますが、指導法に苦戦する学校も少なからず出てくるのではないかと懸念されます。そんな中で生徒にとって大切なのは、自発的に英語との“接触量”を増やすことだと思います。

総合教育研究所チーフを務める松本康男さん

将来的に使える英語力の身につけ方は?

松本英語と接する機会をどれだけ増やすかによって、英語力は変わってきますね。

西原今はインターネットが普及しているので、ネットで英文記事を読んだり、海外の動画を見たり、SNSに英語で投稿するなど、接触する機会をいくらでも作れますから。

松本ただ、接触量を増やして英語力を磨いていっても、知識や自分の意見を持っていなければ本質的には話せるようにはなりません。たとえば、興味のある分野を英語で調べてみて、どのように感じたか言葉にしてみるのも大事です。情報を見たり、聞いたりするだけでなく、それらについて自分の頭で考え、自分の言葉で表現する習慣をつけることで、4技能を身につけることができると思います。

松本留学や旅行などで外国に行った際に、単語を並べるだけでもそれなりに言葉が通じることで、「とにかく話す姿勢があればなんとかなるんだ」と感じる人も多いようです。しかし、やはり文法がしっかりできていないと、自分が本当に言いたいことを相手に正しく理解してもらうことはできません。また、ビジネスシーンでは、認識のズレが起きないことがなおさら重要になってきます。グローバル化が進むこれからの時代では、「なんとなく通じる」というレベルの英語力では不十分でしょう。

西原文法を軽視する生徒がいる一方で、文法を重視しすぎるタイプも少なくありません。そうなると、暗記するだけの学習法になりやすいのですが、長文を速読して、きちんと理解できているかを確認するなど別の角度からの勉強法を取り入れることで、実践的な力を上げることができます。英文を読むスピードが速くなれば、それだけ理解力も高まっているということなので、リスニングも聞き取りやすくなるでしょう。将来的に使える英語力を身につけるには、やはりバランスよく学習する必要があると思います。

子どもの英語力を伸ばすために、親ができることを語る西原径子さん

子どもの英語力を伸ばすために、親ができること

西原英語に限らずそうですが、5年先の社会すら予測できない今の時代、自ら課題を見つけて解決していく力がとても重要になるのではないでしょうか。そこで、親御さんは解決策を指示するのではなく、どういったアプローチをすべきか考えさせるようにするといいと思います。

松本また、親御さんが仕事を頑張っている姿を見て、刺激になるというお子さんの声も聞きます。親子で当社の英会話レッスンに通われているご家庭などを見ていても、親御さんの勉強への姿勢を通して「自分も頑張らないと」と感じていることも多いようですね。親御さんが何かを頑張って取り組んでいる姿が、結果的にお子さんのやる気にもつながっているようです。

西原英語はコミュニケーションや自己表現の手段のひとつなので、「勉強」という認識よりも、お子さんの興味を引き出した方が、英語コミュニケーション能力を育てることにつながります。

高校生が英語コミュニケーション能力を身につけるために。ECCの思い

西原これまでECCでは、会話に力を入れたコースが充実しているものの、高校生が4技能をバランスよく学習できるようなものがなかったんですね。そこで、学校の授業や受験のサポートはもちろん、実践的な英語を身につけて将来活躍できる人を育てたいという思いから「高校生アカデミックコース」という新たなコースが誕生しました。

松本「高校生アカデミックコース」では、身近な話題から大学入試でも頻繁に取り上げられる話題まで、毎回ひとつのトピックを多角的に深めていきながら、4技能をバランスよく伸ばしていくトレーニングを取り入れています。レッスンでは「環境問題」など、あるトピックでよく使われる単語の意味や発音を確認します。そして、リーディングやリスニングを通して知識を深め、その知識を土台として実際にスピーキングやライティングによって自分の意見を述べます。こういった流れを通して、知識をつけながら英語力を磨く訓練をしているんです。

「高校生アカデミックコース」で使用している教材

「高校生アカデミックコース」で使用している教材。講師との対話を積極的に行いながら、トピックに対する知識も深めていく。

松本どれだけ学習し続けてもわからない単語は出てきますし、言いたいことを自由に言える英語力に到達するのは難しいものです。ただ、英語はコミュニケーションをとるためのツールに過ぎません。そのツールを使って、自分は何を伝えたいのかを明確にすることで、自分がどんな学習に取り組むべきか見えてくるのではないでしょうか。

西原きっかけは受験のためだとしても、学習していく中で、英語の楽しさに気づいたり、目標を見つけたりして、「英語ができたらこんなに可能性が広がるんだ」ということを知ってもらいたいですね。これからは個人が発信していく時代。日本の良さなどを、自分の言葉で世界に発信していける人が増えてくれたらうれしいです。

世界で通じる英語力が求められる時代へとシフトしつつある昨今。文法や語彙などの基本的な知識にプラスして、自ら考え、発信していく力も求められています。受験のためではなく、自分の将来のために、生涯にわたって役立つ“真の英語コミュニケーション能力”を身につける――。生涯役立つ学習を意識することで、子どもの可能性は大きく広がっていきます。

ECCの「高校生アカデミックコース」では、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく学習するためのカリキュラムを組み、英語力をつけるトレーニングを行っています。高校3年間での学習内容をしっかりと身につけるとともに、多岐にわたるテーマを論理的に読み解き、英語で発信する力を育てる4技能を統合したレッスンで、バランスよく英語コミュニケーション能力を伸ばしていくことができます。お子さんの将来の可能性を広げる真の英語力を育むために、「高校生アカデミックコース」の受講をご検討されてみてはいかがでしょうか。

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