激音や濃音など、日本語にない発音に気をつけて。
学んだ言葉を活かして、より深い相互理解を!
イ・ヨンスン
[National] Korea
[ECCでの指導歴] 4年 [担当語学] 韓国語
ここ数年、日本と韓国の交流は、かつてないほど盛んになっています。ビジネスに、あるいは観光にと、さまざまな目的から韓国語を学ぶ方もずいぶん増えてきました。いわゆる欧米語とは異なり、日本と韓国は根本的な生活習慣や文化背景にも共通するところも多く、なじみやすい言語です。また、ハングル文字は非常に規則正しいルールを持っていますから、その基本を理解できれば、読む場面だけなら比較的習得しやすい言語です。
とはいえ、つまずきがちなポイントはあります。日本語にはない発音、例えば激音や濃音と呼ばれる音がそれです。激音とは、例えば、「キムチ」の「チ」。日本の「ち」の発音では通じません。破裂するように勢いよく強く吐き出すような音。濃音とは「オッパ(兄)」の「パ」などにある音で、息をしっかり吐き出すような音。これらは、やはり実際の音を聞き、発音の練習を繰り返して慣れるしかありません。幸いにして、私は日本で生まれた二世ですから、日本語も韓国語もわかります。ですから、できる限り口の形を真似してもらったり、日本語にある似た音などを例に出しながら教えています。
また、韓国に興味を抱いてもらえるように、授業で使う題材なども工夫していますよ。ソウルなどの都市部の人々の暮らしや、人気のドラマ、観光名所や特徴的な食べ物など、できるだけ「韓国の今」がわかる素材を選んでいます。その方が、単に言葉を学ぶだけよりも立体的に韓国を理解できますからね。そうして学習意欲を高められる環境を作ることが、私たち講師の重要な仕事だと思っています。
これだけ盛んになってきた両国の交流です。韓国語を習った方の一人でも多くの方が実際に韓国を訪れ、普段の韓国に触れていただき、相互に理解し合える関係を築いていけるとうれしいですね。 |