日本人にはなじみやすい中国語のネックは発音。
その練習のために、中国に興味が湧く話題を選んでいます。
王 康裕
[Age] 32 [National] China
[ECCでの指導歴] 5年 [担当語学] 中国語
中国は日本と同じ漢字文化圏ですから、中国語はなじみやすい言語といえます。また、文法の組み立ては英語圏のものに近く、例えば「私は(主語)、きれいな花が(目的語)、好きです(動詞)」は「私は、好きです、きれいな花が(英語ならI like beautiful flowers.)」となります。そうした大枠を理解できれば、文章を読むだけなら、ある程度意味は類推できます。
しかし、なんといってもつまずくポイントは発音。日本語には無い「四声」は難関のひとつで、かつとても重要になります。例えば、同じ「マー」でも、語尾を上げずに平坦なら媽(マー)、語尾を上げれば麻(マー)、下げてから上げれば馬(マー)、語尾を下げれば (マー)となる。それぞれ意味が変わってしまうため、間違えると言いたいことが伝わりません。同様に、日本人には難しい巻舌音などもあります。
そこをクリアするためには? 答えはシンプルで、「とにかく口に出して繰り返し練習する」。それに尽きます。だからこそ、授業はできるだけその練習を「興味を持って楽しめる」ものにしてあげたいと思っています。
私は、授業のロールプレイの時間に使う教材などには、できるだけ中国の「今」を知ってもらえるもの、例えば、現地の新聞やニュースなどから、オリンピックで発展し続ける北京の町のようすや、人々の暮らしなどを選んでいます。急成長する中国なら、その種の話題はたくさんありますからね。実は先日、困った質問をされました。「スターバックスのそれぞれの商品名は中国語でどういうの?」。私が中国にいたときにはまだお店がなかったんです。だから私自身も知らなかった。一生懸命調べましたよ(笑)。そんな話題をテーマにすれば、興味も持ちやすく、発音の練習も楽しくなります。
そんなレッスンの中で、古きよき中国と成長する中国、二つの顔を知ってもらい、等身大の中国を好きになってもらえると嬉しいですね。 |